大雪・年末年始のシーズンを、いつもの年末支度のまま整える暮らし方
季節ごとのフェーズフリーな暮らし方ガイド|大雪・年末年始
大雪・年末年始のシーズンを、いつもの年末支度のまま整える暮らし方
季節ごとのフェーズフリーな暮らし方ガイド
一年を通して、その季節ごとの行事や気候を「フェーズフリーな暮らし」の視点で心地よく整えていく、全4回シリーズの最終回です。今回は、大雪・年末年始のシーズンに整えておきたい年末支度を取り上げます。
年末の慌ただしさの中でも、いつもの年末支度をちょっと意識するだけで、お正月を心地よく迎えられる工夫があります。
年末年始は、大掃除やお正月準備で気持ちが浮き立つ時期です。特別なことを付け足さなくても、いつもの年末支度の中に、ほんの少し意識を向けたい視点があります。今日は、その小さな工夫を一緒に見ていきましょう。
30秒でわかるまとめ
このページが目指すこと
「年末年始の備えのために特別なことをする」のではなく、「いつもの年末支度を少し意識したら、心地よくお正月を迎えられていた」——そんな感覚を持ち帰っていただくことが、このページの目標です。
まずは、身構えすぎずに整えられる3つの視点から見ていきましょう。
この記事でわかること
- お餅を安全に楽しむための、ちょっとしたコツ
- 雪かき・雪下ろしで意識しておきたいこと
- ストーブを使うときに大切な、換気の習慣
- 「季節ごとのフェーズフリーな暮らし方ガイド」シリーズのまとめ
「年末年始の準備、何を意識しておけばいいの?」
楽しみな準備はそのままに、お餅の食べ方や雪かきの声かけ、ストーブの換気を少し意識するだけで、年末年始の安心はぐっと変わりますよ。
特別な準備を増やすのではなく、いつもの年末支度に少し習慣を足すだけで十分です。
年末の慌ただしさの中、つい後回しにしてしまうこと
年末は、大掃除や年賀状、おせちの準備など、やることが一気に増える時期です。楽しみながらも、どこか慌ただしい気持ちになる方は多いはずです。
その年末支度の中に、お餅を小さく切る、雪かきの前にひと声かける、ストーブをつけたら窓を少し開ける——そんな小さな習慣を添えるだけで、お正月の安心はぐっと増します。
「備えのために準備する」のではなく、「いつもの年末支度に、ちょっとした習慣を添えているだけ」。そんな年末年始の整え方を、この記事ではお伝えしたいと思います。
大雪・年末年始のシーズンに、意識しておきたいことがある理由
年末年始は、いつもと違う食事や行事、雪の多い地域では除雪作業も加わり、普段とは違う場面が続きます。楽しい時期だからこそ、ちょっとした油断が思わぬ出来事につながることがあると、広く知られています。
「餅による窒息死亡事故の4割が1月に、約2割が正月三が日に発生している」とされています(消費者庁)。小さく切り、ゆっくりよく噛んで食べることが呼びかけられています。
雪かき・雪下ろしについても、消費者庁は「除雪作業は無理せず二人以上で。用具の点検と安全対策を確実に行いましょう」と呼びかけています。国土交通省も「雪下ろし安全10箇条」として、屋根からの転落や除雪機による事故などへの注意を呼びかけています。
室内で過ごす時間が増える年末年始は、暖房器具にも意識を向けたい時期です。製品評価技術基盤機構(NITE)は、石油ストーブについて「換気が不十分だと、酸素が不足して不完全燃焼となり、一酸化炭素濃度が上昇して中毒に至るおそれがあります」とし、定期的な換気を呼びかけています。
どれも、年末年始そのものを我慢したり身構えたりする話ではなく、「いつもの年末支度に、ひと呼吸を添える」だけの、小さな習慣の話です。
大雪・年末年始に、心地よく整えておきたい3つのこと
どれも、特別な準備を増やす前に、いつもの年末支度を少し意識するだけでできることです。
「気をつけなきゃ」と気負うと、お正月の楽しさが薄れてしまいます。
窓を少し開ける、ひと声かける、それだけの習慣。それが、十分な備えになっていることも多いものです。
今日からできる、3つの小さな一歩
すべてを一度に見直す必要はありません。まずは1つだけ試してみてください。
お餅を切るときは、いつもより少し小さめに
雪かきの前に、家族に「行ってくる」とひと声かける
ストーブをつけたら、いつもより少し窓を開けてみる
まずは1つだけ、今年の年末年始で試してみるところから。それだけで十分な一歩です。
とらまるくんと考えてみよう
今年の年末年始の準備、もうイメージできていますか。
大掃除やごちそう作りを楽しみながら、ほんの少しだけ、この3つの習慣を意識してみませんか。
大雪・年末年始の備えについて よくある質問
お餅の窒息事故は、高齢者だけの問題ですか?
特に高齢者に多いとされていますが、誰にでも起こりうるものです。小さく切る、ゆっくりよく噛む、食べる様子を見守るという工夫は、年齢を問わず取り入れられます。
雪かきは、どうして一人で行わないほうがいいのですか?
屋根からの転落や、除雪機での事故などが起こりうるためです。一人で作業していると、万が一のときに気づいてもらえないことがあります。誰かに声をかけてから作業する習慣が呼びかけられています。
ストーブの換気は、どのくらいの頻度で行えばいいですか?
明確な回数の基準は示されていませんが、「定期的に」行うことが呼びかけられています。1時間に1回程度、窓を少し開けて空気を入れ替える習慣を目安にするとよいでしょう。
この記事のポイント
- 餅による窒息死亡事故の4割が1月に発生しているとされる(消費者庁)。小さく切り、ゆっくりよく噛むことが予防につながる。
- 雪かき・雪下ろしは、無理をせず複数人で行うことが呼びかけられている(消費者庁・国土交通省)。
- ストーブ使用時は、定期的な換気が一酸化炭素中毒の予防につながる(NITE)。
- どれも、特別な準備を増やすのではなく、いつもの年末支度に習慣を添えるだけでできること。
- このガイドは、「季節ごとのフェーズフリーな暮らし方ガイド」シリーズの最終回(全4本完結)。
まとめ
年末年始の準備に、特別なことを付け足す必要はありません。お餅を小さく切る、雪かきの前にひと声かける、ストーブをつけたら窓を少し開ける。それだけで、お正月の安心はぐっと変わります。
このガイドは、一年を通して季節ごとの暮らしをフェーズフリーに整えていく「季節ごとのフェーズフリーな暮らし方ガイド」シリーズの最終回です。台風・大雨のころ、季節の変わり目、家族の旅行シーズン、そして大雪・年末年始——一年を通じて、いつもの暮らしがそのまま備えになっていることを、これからも一緒に見つけていきましょう。
今年の年末支度で、ひとつだけ意識してみるところから。それだけで、十分な一歩です。
日常を整えることが、そのまま非常時の安心につながる。
とらまる
一緒に学ぶ仲間
白いしっぽの先がチャームポイントの、好奇心いっぱいのトラの子。わからないことは素直に「どうして?」と聞くのが得意で、みんなの「聞きたいけど聞けない」を代わりに聞いてくれます。
ふくぼう先生からもらった「まなびのスカーフ」が自慢です。
▶ とらまるのプロフィールはこちら ›関連記事
あわせて読んでおくと、理解がさらに深まります。
いただいたご質問は、今後の記事づくりの参考にさせていただきます
あわせて読みたいページ
未来を創るプロジェクト
私たちは、子どもたちや家族が安心して暮らせる未来を目指して、さまざまな活動に取り組んでいます。小さな行動の積み重ねが、未来の安心につながると信じています。
安心して暮らすための設計図
現場経験や実践例を交えながら、より実践的に学べる設計図を少しずつ育てています。
- わが家の災害リスク診断 完全実践ガイド
- 在宅避難できる家づくり 完全設計図
- ハイブリッド備蓄 完全設計図
順次公開予定です。更新をお待ちください。
講話・取材・事業に関する
お問い合わせ
講話のご依頼、取材・掲載のご相談、事業連携に関するお問い合わせはこちらからお願いいたします。
