台風や大雨のシーズンを、いつもの心地よさのまま整える暮らし方
季節ごとのフェーズフリーな暮らし方ガイド|台風・大雨のころ
台風や大雨のシーズンを、いつもの心地よさのまま整える暮らし方
季節ごとのフェーズフリーな暮らし方ガイド
一年を通して、その季節ごとの行事や気候を「フェーズフリーな暮らし」の視点で心地よく整えていく、全4回のシリーズです。今回は、台風や大雨が増えるこの時期を取り上げます。
台風や大雨のニュースが増えてくると、なんとなく身構えてしまう——そんな季節。でも、身構えすぎなくても、いつもの暮らしを少し整えるだけで、心地よく過ごせる工夫があります。
「まだ来ていないから」「今年は大丈夫だろう」。そう感じて、つい後回しにしてしまう気持ちは、誰にでもあるものです。今日は、日常のちょっとした整え方が、そのまま台風や大雨への備えにもなる視点を、一緒に見ていきましょう。
30秒でわかるまとめ
このページが目指すこと
「備えのために特別なことをする」のではなく、「いつもの暮らしを少し整えたら、台風や大雨にも自然に備えられていた」——そんな感覚を持ち帰っていただくことが、このページの目標です。
まずは、身構えすぎずに整えられる3つの視点から見ていきましょう。
この記事でわかること
- 台風や大雨が近づく前に、心地よく整えておきたい3つの視点
- 「窓まわり」「灯りと水」「情報収集」を、日常の延長で備える工夫
- 特別な防災グッズより、いつも使っているお気に入りの道具でできること
- 「季節ごとのフェーズフリーな暮らし方ガイド」シリーズの位置づけ
- 脱水症状のサインについて、「喉が渇く前」に進行してしまう心の仕組みなど、季節の体調管理とあわせて考える視点
「台風、まだ全然近くに来てないよね?」
「まだ来ていないから」って思う気持ち、よくわかりますよ。
でも、特別に何かを新しく用意するというより、いつも使っているものを少し見直すだけでいいんです。それだけで、心の余裕がずいぶん変わってきますよ。
「まだ来ていないから」と、つい後回しにしてしまう気持ち
台風や大雨のニュースを見ても、「まだ来ていないから」「今のところは大丈夫」と、つい後回しにしてしまうことはありませんか。それ自体は、決して珍しいことではありません。
お気に入りのキャンプ用ランタンをリビングに飾っておく。旅行用の水筒を玄関に置いておく。そんな、暮らしを心地よくするための小さな工夫が、そのまま台風や大雨への備えにもなっていたとしたら——身構えずに済むと思いませんか。
「備えのために我慢する」のではなく、「気に入っているものが、結果として備えになっている」。そんな暮らし方を、この記事ではお伝えしたいと思います。
「備えていた家庭とそうでない家庭、当日の落ち着き方が違った」という実感
長年の消防活動の中で、台風が接近する時期には、資機材の点検や警戒にあたる機会が数多くありました。現場で感じたのは、日頃から懐中電灯や飲料水を暮らしの中でローテーションしている家庭ほど、いざ台風が近づいてきても、落ち着いて過ごせている印象を持つことが多かった、ということです。
「懐中電灯の電池、切れていないか急に心配になって」というよりも、「いつも使っているキャンプ用品だから、そのままで大丈夫」と話してくれるご家庭が、印象に残っています。
これは、備えの意識が高いか低いかという話ではありません。
特別に「防災のために」用意したものより、日常で気に入って使い続けているものの方が、いざというときも自然に頼りになる。そう感じてきました。
台風が近づく前に、心地よく整えておきたい3つのこと
どれも、特別なものを買い足す前に、いつもの暮らしを少し見直すだけでできることです。
気に入っている窓辺の景色やベランダの植木鉢——それを守る延長線上に、台風への備えがあります。内閣府防災情報のページでは、風水害への備えとして「窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要に応じて補強する」「風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納する」ことがすすめられています。お気に入りの鉢植えを室内に取り込むのも、立派な備えです。
キャンプ用のランタンや、旅行用の水筒——日常で使っているものが、そのまま停電・断水時の備えになります。内閣府防災情報のページでは、懐中電灯・携帯用ラジオの用意や、「断水に備えて飲料水を確保するほか、浴槽に水を張るなどして生活用水を確保する」ことが紹介されています。
天気予報をチェックするのと同じ感覚で、台風の進路情報も確認してみる。気象庁のサイトでは、台風や大雨に関する最新の防災気象情報が確認できます。「近づいてきたら見る」のではなく、「季節になったら、なんとなく見る」——それくらいの軽さで習慣にしておくと安心です。
「備えなきゃ」と気負うと、かえって続きません。
お気に入りのものを、いつもの場所に置いておく。それだけで十分な備えになっていることも、案外多いものです。
今日からできる、3つの小さな一歩
すべてを一度に見直す必要はありません。まずは1つだけ試してみてください。
ベランダや玄関まわりを見て、飛ばされそうなものがないか確認してみる
お気に入りの懐中電灯やランタンの電池を、ついでに確認してみる
気象庁や自治体の防災情報サイトを、ブックマークしておく
まずは1つだけ、今日試してみるところから。それだけで十分な一歩です。
とらまるくんと考えてみよう
今日、玄関やベランダを見渡した瞬間はありましたか。
身構えすぎず、いつもの暮らしを少し整えるところから、始めてみませんか。
台風や大雨への備えについて よくある質問
台風が近づいてから備えても間に合いますか?
直前でも一定の対策はできますが、風雨が強まってからの外での作業は危険です。内閣府防災情報のページでも、窓や雨戸の補強、飛ばされやすい物の片付けは事前に済ませておくことがすすめられています。天気予報で台風の接近を知ったら、早めに済ませておくと安心です。
停電に備えて、何を用意しておけばいいですか?
懐中電灯や携帯ラジオ、乾電池といった基本的なものに加えて、断水に備えた飲料水の確保も大切です。内閣府防災情報のページでは、浴槽に水を張って生活用水を確保する方法も紹介されています。普段使っているキャンプ用品や旅行用品で代用できることも多いです。
台風の情報は、どこで確認すればいいですか?
気象庁のウェブサイトや、テレビ・ラジオ、自治体の防災情報サイトから、最新の警報・注意報を確認できます。台風が近づいてから慌てて調べるのではなく、季節になったら普段からときどき目を通しておく習慣にしておくと安心です。
この記事のポイント
- 台風や大雨への備えは、「窓まわり」「灯りと水」「情報収集」の3つを、日常の延長で整えることから始まる。
- 窓や雨戸の施錠・補強、飛ばされやすい物の片付けは、風雨が強まる前に済ませておく。
- 懐中電灯や飲料水は、普段使っているお気に入りの道具で備えられることが多い。
- 気象庁や自治体の情報を、季節になったら普段からチェックする習慣にしておく。
- このガイドは、「季節ごとのフェーズフリーな暮らし方ガイド」シリーズの1本目。
まとめ
台風や大雨のニュースを見ると、つい身構えてしまうものですが、特別なことを一気に揃える必要はありません。窓まわり、灯りと水、情報収集——この3つを、いつもの暮らしの延長で少しずつ整えておくだけで、心の余裕はずいぶん変わってきます。
このガイドは、一年を通して季節ごとの暮らしをフェーズフリーに整えていく「季節ごとのフェーズフリーな暮らし方ガイド」シリーズの1本目です。次回は、季節の変わり目の体調管理を「食べる備え」の視点からお届けする予定です。
今日、ベランダや玄関まわりを見渡すところから。それだけで、十分な一歩です。
日常を整えることが、そのまま非常時の安心につながる。
とらまる
一緒に学ぶ仲間
白いしっぽの先がチャームポイントの、好奇心いっぱいのトラの子。わからないことは素直に「どうして?」と聞くのが得意で、みんなの「聞きたいけど聞けない」を代わりに聞いてくれます。
ふくぼう先生からもらった「まなびのスカーフ」が自慢です。
▶ とらまるのプロフィールはこちら ›関連記事
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いただいたご質問は、今後の記事づくりの参考にさせていただきます
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