キャンプをしている人なら一度は聞いたことある「もやい結び(ボーラインノット)」の簡単ロープワークを解説します。
もやい結びの注意点やオススメ情報もご紹介しますので、ぜひ参考にして頂けたらと思います。
それでは早速いきましょう!
もやい結びって?
もやい結び(ボーラインノット)とは、どのような結び方なのかご紹介します。
物に掛けたり、身体に結びつける結び方
もやい結びとは、他の物体の一部に掛ける又は身体に結びつけて固定するという結び方になります。
例えば、船を係留杭などに繋ぎ止めるために使っています。
他にも、高所作業をする人や救助隊員が身体に巻きつけて使用しています。(名称:身体もやい)
呼び方は違えど、基本は全て、もやい結びになります。
もやい結びの特徴
もやい結び(ボーラインノット)の特徴をご紹介します。
荷重がかかっても輪の大きさが変わらない
もやい結び(ボーラインノット)は、荷重がかかっても輪の大きさが変わらないといった特徴があります。
なので、荷重を掛けても、輪が小さくなったり、締め付けられるといったことがありません。
もやい結びの結び方
基本的な、もやい結び(ボーラインノット)の結び方をご紹介します。
ステップ① 半結び(ハーフノット)をつくる
ロープの途中に半結び(ハーフノット)つくります。長いメインのロープは下にしておきましょう。
ステップ② ロープ先端を半結びの輪にとおす
ロープの先端を、半結び(ハーフノット)の輪の下からとおします。
ステップ③ メインのロープの下から半結びの輪に戻る
ロープ先端を、長いメインロープの下を通って、半結び(ハーフノット)の輪に戻ります。
ステップ④ 締め付ける
長いメインロープとロープ先端を引っ張りあって、締め付ければ完成。
もやい結びの注意点
もやい結び(ボーラインノット)の注意点を解説します。
複数方向への荷重は緩む可能性がある
もやい結びは、一方向の荷重に対しては、輪の大きさに関わらず、強い強度を発揮します。
しかし、複数方向の荷重に対しては、結び目が緩み解けてしまう可能性があるため注意が必要です。
少しでも緩み解けにくくするために、ロープ先端の末端処理(下写真参照)を実施すると良いでしょう。
もやい結びのオススメな使い方
もやい結び(ボーラインノット)のオススメな使い方をご紹介します。
カラビナを併用する
もやい結びをしたロープとカラビナを併用します。
物などに引っ掛けやすく、外しやすいカラビナを併用することで、着脱を簡単にし、様々な用途で使用することが出来ます。
もやい結びを作っておく
ロープ先端に、もやい結びを作って収納しておきます。
いざ、キャンプ場について「もやい結びの結び方忘れちゃった!」となった時に、役に立つ事でしょう。
また、カラビナも一緒に付けておくことで、着脱簡単なロープワークとなりますね♪
まとめ
ロープの結び方には、様々な種類があり、特性があります。
また、ロープ自体も、用途に合わせてしっかりと強度のあるものを選んでいきましょう。
用途に合わせたロープ、結び方をマスターして、キャンプ使いから災害時等にも役立てるのも良いかもしれません。
どうせ使うなら、自分なりに紐解いて楽しんでみましょう。
それでは、楽しいキャンプライフを♪